子どもたちがある程度大きくなってきたら、「お手伝い」をしてもらう機会も増えてきます。また、子どもたちから「お手伝いしたい!」という声もあがってくるかもしれません。
ただ、中には様々な理由でお子さんにお手伝いをさせていない家庭も多いでしょう。
今回は、子どもたちにお手伝いをしてもらうことに一歩踏み出せないという方向けに、子どもの年齢別でおすすめのお手伝いをご紹介していきます!
「お手伝い」をしてもらうメリット
子どもにお手伝いをしてもらうことには様々なメリットがあります。
まずは、どんなメリットがあるのかについて見ていきましょう。
家族でコミュニケーションがとれる
大人と一緒の場に立ちお手伝いすることで新しいコミュニケーションをとることもできます。
これは忙しい家庭ほど重要になってくると思います。お仕事が忙しくて子どもとの時間がとれないと言う方は、ぜひお手伝いの時間をコミュニケーションの時間にしてみてください。
自信がつく
子どもたちは様々なお手伝いをすることで自信をつけていきます。また、お手伝いがうまくできたことや大人から褒められたことで自信と一緒に自己肯定感も生まれてきます。
自信や自己肯定感を高めることは子どもたちが成長していく上でとても重要なので、お手伝いをしてくれた後はちゃんとできたことを伝えてしっかり褒めてあげましょう!
責任感が生まれる
お手伝いとして仕事を任されることで責任感を養うことができます。
子どもたちにお手伝いを任せることで「任せとけっ!」といった感じで張り切ることがありませんか?それがまさにそうです!
責任感を養うことは、子どもたちが大きくなり社会出た時にも必要になってくるのは言うまでもありません。子どもたちのやる気に応じて担当制にするのも良いでしょう。
意外とお手伝いをさせない家庭が多い理由
メリットの多い「お手伝い」ですが、前述にもあるようにお手伝いをさせていない家庭も多いようです。
続いては、お手伝いをさせることに踏み出せない理由について見ていきましょう。
子どもがちゃんとできてなくて大人がイライラしてしまう
子どもにお手伝いを任せてみるけどなかなかうまくいかず、イライラしてしまい「もういいっ!」となってしまう方も中にはいるのではないでしょうか?
子どもに任せるより自分でやった方が早い、お手伝いを任せることで後片付けが大変になるなど理由は様々だと思います。
そういった場合は、自分が何にイライラしてしまうのか原因を考えてみて、改善点はないか模索してみましょう。
うち的見解
大人がイライラしてしまうなら無理してお手伝いをさせようとしなくてもいいと思います。でも、子どもの「やりたいっ!」は全力で応援したい!
わたしは基本的に上記のように「もうっ!」となってしまいます。でも、うちではありがたいことに比較的子どもたちから「お手伝いをしたい」と言う言葉を発してくれます。
そんな気持ちを持ってくれたのに自分のイライラで台無しにしてしまうのは本当にもったいない!!!
そこで、うちでは何に自分がイライラしてしまっているのか冷静に考えて解決策を考えるようにしています。(なんでもかんでもそうしているわけではありませんが・・・)
例えば、子どもに料理のお手伝いをしたいと言われたがわたし的には1人でやった方が早いし面倒だな・・・という時は、全部を一緒にしようとはせずに子どもができるであろう作業を担当制にして任せています。
その際は、その作業がどんなに魅力的かつ重要で難しい作業なのかを伝えています。
「じゃあ卵割ってくれる?卵割るのお母さん苦手だからやってくれるのほんと助かる!〇〇ちゃんがやってくれるから美味しい卵焼きできるわ〜」みたいな。そうすれば終わった後の子どもたちの満足感も違いますし、子どもたちがお手伝いしてくれている間、自分は自分のペースで進められるんですよね。出来上がった時に嫌いな食べ物でも食べてくれるという特典もあるかも!
思ったようにできなくて子供がイライラしてしまう
子どもにお手伝いを任せたものの上手くできなくて嫌になってやめてしまうことってありますよね。また、そんな子どもにイライラして負の連鎖が起こることも・・・。
そういった場合のほとんどが、子どものレベルに合っていないお手伝いを頼んでしまっていると言えます。
子どもたちは大きくになるにつれてできることが変わってきます。それぞれ子どものレベルに合ったお手伝いを任せるようにしましょう。
【年齢別】おすすめのお手伝いをご紹介!
それでは、年齢別にどんなお手伝いを任せることができるのか見ていきましょう。
お料理
料理のお手伝いできるようになるのは、だいたい2〜3歳くらいからです。
2〜3歳くらいの子どもには「まぜる」「こねる」といった作業を頼むことができます。また、タマネギの皮むきなどを少し手伝ってもらうのも良いでしょう。
他にも、炊飯器や電子レンジのボタンを押してもらうだけでも喜んでしてくれます。ただ、機械など扱いは事故を招きかねないので注意が必要です。
2歳の次女ちゃんは、パスタを束ねているテープを剥がすのが得意で毎回頼んでいます。パスタが出来上がると・・・
次女ちゃんが作ったスパゲッチー!
と、だいぶ盛ってみんなに振る舞ってくれます!
4歳くらいになると卵を割ったり野菜の皮をむく作業は比較的軽くこなしてくれます。また、包丁を使った調理もできるようになってきます。
他にも、手先を使った作業ができるようになってくるので、エビやお豆のすじを取る作業やお米をとぐ・よそうといったお手伝いを頼むこともできますよ!
6歳以上になってくると、これらに加えて火を使って炒める作業もできるようになってきます。もちろん、火の取り扱いには注意しましょう。
食事の準備やお片付け
自分の食器やカトラリーを運ぶ作業であれば、1歳あたりからでも可能です。また、テーブルを拭くなども任せられるでしょう。
2〜3歳くらいになれば、家族の分の食器の準備なども少しずつ任せられるようになります。
4歳くらいになれば、食事のお片付けも可能です。食べ終わったら自分で食器を片付けてもらうようにしましょう。また、4〜5歳くらいからは食器のすすぎや洗いも手伝ってもらうことができます。
長女ちゃんには食べ終わった自分の食器はキッチンまで片付けてもらうようにしています。わたしはよく食事前にスプーンなどを出し忘れて長女ちゃんに怒られるので、これを機に食事の準備もお手伝いしてもらおうかな・・・。
お掃除
簡単な拭き掃除くらいであれば、1歳あたりから手伝ってもらうことができます。自分でこぼしたものは自分で拭くようにすれば「もったいない」「こぼしたくない」と言う気持ちも湧いてくるかもしれません。
3〜4歳くらいになれば、拭き掃除のレベルも少しずつアップしていき、掃き掃除なども手伝ってもらうことができます。
5〜6歳ごろになれば、掃除機がけやお風呂掃除も少しずつできるようになってきますよ!
子どもたちって小さめの掃除道具を渡したらテンション上がって掃除しだしたりしてくれませんか?うちは結構そんな性質があるんですが、普段隠している掃除道具を目に見えるところに出してみようかなと思いました。(あわよくば、自発的に掃除とかしてくれるようにならないかなと・・・)
ゴミ捨て
ゴミをゴミ箱に捨てる作業は1歳あたりからでも任せることができます。
3〜4歳くらいになれば、ゴミ捨てに加えてゴミの分別もできるようになってきます。子どもが扱いやすいゴミ箱にしてあげることでゴミ捨てのお手伝いがどんどんレベルアップするでしょう。
うちでは、ゴミ出しも手伝ってもらっています。(と言うより、やりたい!とケンカしだすのですが・・・)ペットボトルのキャップとカバーを取る作業も積極的に手伝ってくれます。これはほんと助かる!!!
洗濯物
1〜2歳くらいであれば、タオルやハンカチをたたむ作業やしまう作業から始めると良いでしょう。
3〜4歳くらいになってくると、洗濯物を干す・取りこむことも頼むことができ始めます。
5〜6歳くらいになると上履きを洗う作業などもできるようになってきます。手先を使う作業は子どもの想像力や集中力をアップさせてくれるので、ぜひとも取り入れたいものです。
心に余裕がないとできないこともある!
特に、まだ小さな子どもたちにお手伝いをしてもらうことって意外と大変だったりしますよね。お互い思うようにできなくてぶつかってしまうこともあるかもしれません。
ただ、上記で挙げた以外にも、お手伝いをしてもらうことにはたくさんのメリットがあります。また、子育てに悩んでいる方は、お手伝いをしてもらうことによって自分がどんなことに子育ての“やりにくさ”を感じているのかに気付き、改善できるかもしれません。
子どもたちにお手伝いをしてもうことでお互いに成長し合い、ちゃっかり家事も習得してもらいましょう(笑)
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